@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00012127, author = {青木, 剛}, journal = {関西大学心理臨床カウンセリングルーム紀要}, month = {Mar}, note = {フォーカシングに関する数量的研究の果たす役割の確認と、国際間の情報共有、特に日本の数量的研究の情報発信をするために、2009年のフォーカシング国際会議で、「異文化間フォーカシング研究の展望:量的研究の開発と応用(Cross Cultural Studies and Future Directions on Focusing Research: The Development and Applications of Quantitative Measures)」と題して、シンポジウムが開かれ、筆者も含めた4組の日本と海外の研究者が発表を行った。本論文では、それらの発表の概観から、現在のフォーカシングに関する数量的研究の国際動向を報告し、今後の展望を示すこととした。発表から、調査協力者について、海外の研究では主に臨床群であり、日本では一般大学生であったことから、国際間で大きな差異があることがわかった。このことから、調査協力者の異なる互いの調査結果を共有し、補い合うことでさらなる研究の展開が期待されると同時に、それらの調査結果は文化差の影響があり、共有できない可能性も考えられ、異なる文化でも同じ結果となるかの確認が期待されると考えられた。また、調査協力者の違いの背景に、海外ではフォーカシングが主に臨床家たちの間で、日本では主に大学ベースで広まってきた流れがあると考えられた。この日本の大学をベースとした土壌は、研究を進めやすい環境であるだろう。 そのため、数量的研究の国際動向に、今後日本は大きな役割を担っており、研究結果を積極的に国外に公開し、国外の研究者と活発に情報交換をする必要があると考えられた。}, pages = {1--7}, title = {フォーカシングに関する数量的研究の国際動向をめぐって 2009年フォーカシング国際会議シンポジウンムでの発表から}, volume = {1}, year = {2010} }