@article{oai:kansai-u.repo.nii.ac.jp:00010103, author = {Кондо, Масао}, journal = {スラヴィアーナ = Slaviana}, month = {Nov}, note = {「ペテロの否み」のエピソードを含むチェーホフの『大学生』の先行研究には、物語の最大の特徴である主人公イワンの極端な内面の変化について、情景(「荒野」「焚き火」「川」「山」等)も含めた精緻な宗教的解釈がすでに多数ある。小論は、三つの根拠: 1) イワンが西から東に移動すること、2) 西から東への移動が、従来個別に解釈されてきた情景(点景)を教会建物イメージに統合すること、3) ゲッセマネの園から続く「鎖」は「二端の鎖」(迷える子羊とイエスの背負った十字架の象徴)であること、に基づき、渡し舟(教会のアナロジー)によるイワンの渡河とその後の登頂は、イコノスタスの王門から至聖所の高所への移行、つまり迷いの克服と修行再開の表明と結論し、従来の宗教的解釈を支持するひとつの論拠を示した。, This research was supported by Kansai University's Overseas Research Program for the year of 2014.}, pages = {105--109}, title = {Образ храма в рассказе Чехова «Студент»}, volume = {7}, year = {2015} }